公開されているサービスにアクセスする権限があるクライアント IP アドレスを指定します。
セキュアプロファイルの変更
ColdFusion 10 以上では、セキュアプロファイルを使用して、選択した設定をカスタマイズできます。セキュアプロファイルはインストール中に有効化できます。Administrator コンソールへのアクセスを許可する IP アドレスのリストを指定することもできます。ColdFusion Splendor では、セキュアプロファイル設定機能が Administrator コンソールに拡張され、インストール後の設定がサポートされています。
その操作を行うには、ColdFusion Administration コンソールからセキュリティ/セキュリティプロファイルを選択し、「セキュアプロファイルを有効にする」チェックボックスをオンにして、ColdFusion の推奨されるデフォルトのセキュアプロファイル設定を使用します。
セキュアプロファイルの有効化によって影響を受ける Administrator の設定
次の表に、現在の設定、セキュアプロファイルのデフォルト設定、セキュアプロファイルを有効化した時点の値を示します。
このチェックボックスを使用して有効化または無効化を行い、セキュアモードと通常モードを切り替えてください。
ColdFusion サーバーのインストール時に、セキュアプロファイル画面で入力を要求されたときにオプションを選択して、セキュアプロファイルを有効化できます。さらに、ColdFusion Administrator へのアクセスを許可する IP アドレスのカンマ区切りリストを指定することもできます。この機能は ColdFusion 10 から使用できます。ColdFusion Splendor では、セキュアプロファイルが強化され、他の内部コンポーネントへのアクセスも処理できるようになりました。例えば、次の URL に対して制限を設けることができます。
- CFIDE/main/*
- CFIDE/adminapi/*
- CFIDE/administrator/*
- CFIDE/componentutils/*
- CFIDE/wizards/*
- CFIDE/servermanager/*
特定の IP アドレスから内部 ColdFusion コンポーネントにアクセスできるようにするには、次のタスクを実行します。
- ColdFusion Administrator にログインします。
- セキュリティ/使用できる IP アドレスをクリックします。
- 「ColdFusion 内部コンポーネントを使用できる IP アドレス」セクションに移動し、個々の IP アドレスにアクセス許可を付与して、内部コンポーネントにアクセスできるようにします。
同じユーザーによる同時ログインセッションのサポート
特定のユーザーの複数の同時ログインセッションを通じてアプリケーションにログインおよびアクセスできます。このオプションはデフォルトで有効です。セキュリティ上の懸念がある場合は、ColdFusion Administrator でこのオプションを無効化してください。
複数の同時ログインをサポートするために、次の変更が行われています。
-
ログアウトする適切なユーザーを選択できるように、session という新しい属性が <cflogout> タグに追加されました。
<cflogout session="all|current|others"> |
デフォルト値は current です。session が all に設定されている場合は、現在のユーザーのすべての認証済みセッションが切断されます。current に設定されている場合は、現在のセッションのみが切断されます。others に設定されている場合は、現在のセッションを除くその他すべてのセッションが切断されます。
管理者が同時ログインセッションを有効または無効にするには、次のタスクを実行します。
- ColdFusion Administrator にログインします。
- セキュリティ/管理者ページに移動します。
- 「Administrator コンソールの同時ログインセッションを許可」を選択します。
デフォルトでは、同時ログインセッションは有効になっています。また、セキュアプロファイルが有効になっている場合は、同時ログインは無効になります。