[拡張機能] セクション

ColdFusion で Java や CORBA のような他の技術を使用するように設定するには、ColdFusion Administrator の [拡張機能] セクションを使用します。

[Java アプレット] ページ

Administrator の [Java アプレット] ページでは、アプレットの登録、およびアプレット登録の編集と削除が可能です。ColdFusion アプリケーションで Java アプレットを使用するには、あらかじめ [Java アプレット] ページでアプレットを登録しておく必要があります。

ColdFusion にアプレットを登録しておくと、すべてのパラメータが事前に定義されるため、CFML コードで簡単に cfapplet タグを使用できるようになります。使用するアプレットソースとフォーム変数名を入力します。

注意: cfapplet タグで設定したパラメータは、[Java アプレット] ページで定義したパラメータの設定よりも優先されます。
このページには、次の領域があります。
  • 新規アプレットの登録:ColdFusion アプリケーションに含める Java アプレットを登録します。

  • アクション:編集アイコンをクリックすれば、Java アプレットの登録フィールドを編集できます。 削除アイコンをクリックすれば、Java アプレットの登録を削除できます。

  • アプレット:Java アプレットの名前をクリックすれば、そのアプレットの登録フィールドを表示または編集できます。

  • コード:アプレットサブクラスが含まれるファイルの名前が表示されます。

  • メソッド:必要に応じて、cfapplet タグの名前属性で使用されるメソッドがこの列に表示されます。

  • コードベース:この領域には、アプレットコンポーネントを含むディレクトリが表示されます。

アプレットの追加 / 編集ページ

ColdFusion で Java アプレットを追加または変更するには、登録された Java アプレットの追加 / 編集ページを使用します。 アプレットを登録すると、cfapplet タグを使用できるようになります。

Java アプレットの登録または登録の変更

  1. 新規 Java アプレットを登録する場合は、Java クラスファイルおよびクラスに必要な他のファイルをインストールします。アプレットを登録する際にコードベースの引数を指定する必要があるので、インストールパスをメモしておきます。

  2. 登録された Java アプレットの追加 / 編集ページにアクセスするには:

    • 新規登録の場合は、拡張機能/Java アプレットを選択して、「新規アプレットの登録」をクリックします。 登録された Java アプレットの追加 / 編集ページが表示されます。

    • 既存の登録の場合は、「登録された Java アプレット」テーブルで、表示または変更する Java アプレット登録の名前をクリックします。

  3. 登録された Java アプレットの追加 / 編集ページで、次の情報を指定または変更します。

    オプション

    説明

    アプレット名

    Java アプレットの名前を指定します。

    コード

    アプレットサブクラスを含むファイルの名前を指定します。 このファイル名は、コードベースの URL に対する相対指定です。 *.class ファイル拡張子は不要です。

    コードベース

    アプレットコンポーネントを含むディレクトリである、コードベースの URL を指定します。アプレットクラスファイルは、例えば、http://<servername>/classes のように Web ブラウザーのルートディレクトリ内に存在する必要があります。Java アプレットコンポーネントが JAR ファイルに含まれている場合、このフィールドは不要です。詳しくは、「アーカイブ」オプションの説明を参照してください。

    アーカイブ

    (オプション)Java アプレットコンポーネントが jar ファイルに保存されている場合は、jar ファイル名を「アーカイブ」テキストボックスに入力します。

    メソッド

    (オプション)文字列値を返すアプレット内のメソッドを指定します。このメソッド名は、メソッドの値でフォーム変数の値を設定するために cfapplet タグの名前属性で使用されます。 アプレットにメソッドがない場合は、このフィールドを空白にしておきます。

    高さ

    アプレットの垂直方向の寸法をピクセル単位で入力します。

    アプレットの水平方向の寸法をピクセル単位で入力します。

    垂直方向の余白

    アプレットの上下の空白の寸法をピクセル単位で入力します。

    水平方向の余白

    アプレットの両側の空白の寸法をピクセル単位で入力します。

    行揃え

    行揃えオプションを選択します。

    サポートされないときのメッセージ

    Java アプレットをサポートしないブラウザーに表示されるメッセージを指定します。 cfapplet タグの notsupported 属性に別のメッセージを指定すれば、このメッセージを上書きできます。

    パラメータ名

    各必須アプレットパラメーターの名前を入力します。 通常、Java アプレットには、アプレットを使用するために必要なパラメーターが用意されています。個別のパラメーターフィールドに各パラメーターを入力します。

    指定したすべてのパラメーター名に対して、デフォルト値を入力します。「追加」をクリックすると、パラメーターの値を追加できます。有効なエントリに関するガイドラインは、アプレットのマニュアルに説明されています。

  4. 登録情報を保存および適用するには、「送信」をクリックします。

[CFX タグ] ページ

ColdFusion アプリケーションで CFX タグを使用するには、その前に CFX タグを登録する必要があります。C++ および Java で作成した ColdFusion カスタムタグの登録および管理には、[CFX タグ] ページを使用します。

CFX タグは次の 2 つの方法で作成できます。

  • Windows の場合は、C++ をダイナミックリンクライブラリ (DLL) として使用する方法。Solaris および Linux の場合は、C++ を共有オブジェクト (.so または .sl 拡張子) として使用する方法。

  • "cfx.jar" ファイルで定義した Java インターフェイスを使用する方法。

このページには、次の領域があります。

領域

説明

Java CFX の登録

このボタンをクリックすると、ColdFusion アプリケーションに含める CFX Java タグを登録できます。

C++ CFX の登録

このボタンをクリックすると、ColdFusion アプリケーションに含める CFX C++ タグを登録できます。

アクション

編集アイコンをクリックすれば、CFX タグの登録フィールドを編集できます。 削除アイコンをクリックすれば、CFX タグの登録を削除できます。

タグ名

CFX タグの名前をクリックすると、タグの登録フィールドを表示または編集できます。

タイプ

CFX タグ(C++ または Java)を作成するために使用する言語のタイプが表示されます。

説明

CFX タグの使用方法が表示されます。

Java CFX タグの追加 / 編集ページ

オプション

説明

タグ名

タグ名(cfx_prefix の後)を入力します。 登録する CFX タグの名前を指定します。

クラス名

インターフェイスを実装するクラス名(.class 拡張子は不要)を入力します。クラスファイルは、[Java と JVM] ページのクラスパス設定からアクセスできる必要があります。通常、.class ファイルは .jar ファイルにパッケージ化して、cf_root/lib(サーバー設定)または cf_webapp_root/WEB-INF/cfusion/lib(J2EE 設定)ディレクトリに保存します。

説明

この CFX タグの使用を示すメッセージを入力します。

C++ CFX タグの追加 / 編集ページ

オプション

説明

タグ名

登録する CFX タグの名前を指定します。タグ名には、cfx_ という接頭辞を付ける必要があります。

サーバーライブラリ(.dll)

ライブラリへのパスを入力するか、「サーバーのブラウズ」をクリックして、使用するライブラリを見つけます。

操作

CFX タグを実装する操作を入力します。操作名は、DLL に関連付けられている操作または指定した共有オブジェクトに対応している必要があります。 操作名では、大文字と小文字が区別されることに注意してください。

ロードしたライブラリの維持

このオプションを選択すると、ライブラリを RAM に維持できます。

説明

このテキストボックスには、この CFX タグの使用を示すメッセージを入力します。

[カスタムタグのパス] ページ

Administrator の [カスタムタグのパス] ページでは、カスタムタグのディレクトリパスの追加、編集、および削除が可能です。

デフォルトでは、cf_root/ CustomTags(サーバー設定)または cf_webapp_root/WEBINF/cfusion/CustomTags(J2EE 設定)ディレクトリにすべてのカスタムタグが保存されます。 ただし、このページを使用して、カスタムタグの場所に追加のパスを指定できます。次の表で、このページの領域を説明します。

領域

説明

新規パス

カスタムタグのパスを指定します。

サーバーのブラウズ

クリックすると、カスタムタグの場所を探すために、システムをすばやく参照できます。

パスの追加

クリックすると、「パス」テキストボックスに指定されているパスを追加できます。

アクション

「編集」をクリックすると選択したパスを編集でき、「削除」をクリックすると削除できます。

パス

ColdFusion に登録されているカスタムタグのパスが表示されます。

[CORBA コネクタ] ページ

[CORBA コネクタ] ページでは、CORBA コネクタの登録、編集、および削除が可能です。ColdFusion アプリケーションで CORBA コネクタを使用するには、事前に CORBA コネクタを登録し、CORBA コネクタの設定が完了したらサーバーを再起動します。

ColdFusion では、コネクタを使用してダイナミックに ORB (Object Request Broker) ライブラリをロードするため、ColdFusion 開発者が利用できる ORB は特定ベンダの製品に限定されません。コネクタは、ベンダによって提供される ORB ランタイムライブラリによって異なります。Borland VisiBroker 用のコネクタは、ColdFusion に組み込まれています。ORB ランタイムライブラリは、必ず "<ColdFusion のルートディレクトリ>/runtime/lib" 内 (サーバー設定の場合)、または "<ColdFusion Web アプリケーションのルートディレクトリ>/WEB-INF/cfusion/lib" 内 (マルチサーバーおよび J2EE 設定の場合) に配置してください。

次の表は、ライブラリおよびコネクタに関する情報を示します。

オペレーティングシステム

ベンダ

ORB

ColdFusion コネクタ

ORB ライブラリ

Windows NT 以降

Borland

VisiBroker 4.5

coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector (組み込み済み)

vbjorb.jar

Solaris

Borland

VisiBroker 4.5

coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector (組み込み済み)

vbjorb.jar

VisiBroker 用の CORBA コネクタの設定例を次に示します。

ORB Name                            visibroker 
ORB Class Name                            coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector 
ORB Property File                            c:\ColdFusion10\runtime\cfusion\lib\vbjorb.properties 
Classpath                            [blank]

ColdFusion は vbjorb.properties ファイルをインクルードします。このファイルには、ORB を設定する次のプロパティが含まれています。

org.omg.CORBA.ORBClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB 
org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB 
SVCnameroot=namingroot