cfcompile ユーティリティの使用
cfcompile ユーティリティは、次の用途に使用できます。
- ColdFusion ページのプリコンパイル
- アプリケーションの CFM ページを Java クラスファイルにプリコンパイルします。これを行うと、ランタイムに ColdFusion で CFM ページをコンパイルする必要がなくなります。
- ソースレス配布
- Java バイトコードの CFM ページを作成します。これらの CFM ページは、CFML ソースコードの代わりにデプロイできます。
cfcompile ユーティリティは、cf_root/bin ディレクトリ(サーバー設定の場合)または cf_webapp_root/WEB-INF/cfusion/bin ディレクトリ(J2EE 設定の場合)にあります。
J2EE 設定で cfcompile ユーティリティを使用するには、その前に cfcompile.sh/cfcompile.bat ファイルで CFUSION_HOME、J2EEJAR、および WEBINF 変数を設定する必要があります。
ColdFusion ページのプリコンパイルcfcompile ユーティリティを使用すると、ColdFusion ページ (CFM、CFC、CFR ファイル) をプリコンパイルできます。プリコンパイルすると、ランタイムにおいてページの初期ロード時間が高速化されます。
ColdFusion ページを Java クラスにコンパイルするには、次のコマンドを使用します。
cfcompile webroot [directory-to-compile]
次の表で、各パラメータについて説明します。
パラメータ
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説明
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webroot
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Web サーバールートの完全修飾パスです(例:C:¥Inetpub¥wwwroot または C:¥coldfusion10¥cfusion¥wwwroot)。
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directory-to-compile
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コンパイルする対象のファイルが置かれているディレクトリの完全修飾パスです。このディレクトリは、Web ルートディレクトリの下位である必要があります。指定しない場合は、Web ルートディレクトリ内にある ColdFusion テンプレートがすべてコンパイルされます。
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ソースレス配布cfcompile ユーティリティに –deploy オプションを指定することで、Java バイトコードを含んだ ColdFusion ページ (CFM、CFC、CFR ファイル) を作成できます。作成したバイトコード版の ColdFusion ページは、元の CFML ソースコードの代わりにデプロイできます。
CFML ファイルをコンパイルして、CFML ソースコードの代わりにデプロイできるバイトコード形式に変換するには、次のコマンドラインを使用します。
cfcompile -deploy webroot directory-to-compile output-directory
次の表で、各パラメータについて説明します。
パラメータ
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説明
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webroot
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Web サーバールートの完全修飾パスです(例:C:¥Inetpub¥wwwroot または C:¥coldfusion10¥cfusion¥wwwroot)。
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directory-to-compile
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コンパイルする対象のファイルが置かれているディレクトリの完全修飾パスです。このディレクトリは、Web ルートディレクトリの下位である必要があります。–deploy オプションを使用する場合、このパスの指定は必須です。
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output-directory
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コンパイルによって作成されるデプロイ可能ファイルを格納するディレクトリの完全修飾パスです。ソースファイルのディレクトリと同じ場所を指定することはできません。
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cfcompile ユーティリティを実行した後は、次の手順を実行します。
元の CFML ファイルをバックアップします。
生成したバイトコード CFML ファイルを元のディレクトリへとコピーします。
アプリケーションをデプロイします。
アプリケーションのバイトコード版 CFML ファイルを含んだ EAR または WAR ファイルは、ColdFusion Administrator の [J2EE アーカイブ] 画面で作成できます。
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