複数のサーバーインスタンスについて

ColdFusion Administrator では、サーバーインスタンスやクラスタを作成できます。また、リモートの Tomcat サーバーに接続し、それらのサーバーをクラスタに追加することもできます。

ColdFusion の複数のインスタンスを実行することには、次のような利点があります。

アプリケーションの隔離
各サーバーインスタンスに個別のアプリケーションをデプロイできます。設定内容はサーバーインスタンスごとに個別に保持されます。各サーバーインスタンスが別の JVM (Java 仮想マシン) 上で実行されるので、1 つのアプリケーションで問題が発生しても他のアプリケーションに影響を与えません。

クラスタリング (ロードバランスとフェイルオーバー)
各サーバーインスタンスに同じアプリケーションをデプロイし、それらのサーバーインスタンスを 1 つのクラスタに追加します。Web サーバーコネクタは負荷分散を自動的に管理し、いずれかのサーバーインスタンスが停止した場合は別のサーバーインスタンスにリクエストを転送することで、パフォーマンスと安定性を最適化します。

ファイルの位置についての注意事項

ColdFusion では、CFM ページの格納場所として、外部 Web サーバーのルートの下、または ColdFusion Web アプリケーションのルートの下を使用できます。ここでの説明は、ColdFusion Web アプリケーションのルートの下に CFM ページを格納し、アプリケーション用にコンテキストルートを指定していることを前提としています。

ColdFusion Web アプリケーションルート以下のページに Web サーバーコネクタを使用してアクセスする場合、ColdFusion Web アプリケーションのコンテキストルートが空 (デフォルト) だとすると、コネクタはスタティックコンテンツ (HTML ページやイメージファイル) を自動的に配信しません。その場合は、Web サーバーマッピングを定義して、ColdFusion の Web アプリケーションルートからファイルを配信できるようにする必要があります。

Web サーバーのルートから CFM ページを配信する場合の詳細については、Web サーバーの管理を参照してください。